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MALUTOコラム / 倉庫・物流業で求められるネットワークの最適化

Cisco Merakiネットワーク一元管理倉庫・物流業

倉庫・物流業で求められるネットワークの最適化

倉庫・物流業で求められるネットワークの最適化

MALUTO広報室です。
今回は、ますますデジタル化が進む倉庫・物流業にスポットをあてて、現在求められているネットワーク環境とその課題やこれからより加速するデジタル化に対してどのような選択肢が持てるのかという点をMALUTOエンジニア(以下MEと表記)に聞きました。

ネットワークの見直しをされている方、ネットワーク運用の効率化をはかりたい方は特に必見です。

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切断させない、遅延させない、安定性が求められる無線ネットワーク

— 実際に、倉庫や物流業でいうと、どのような回線の安定性が求められるのでしょうか。

ME:倉庫は、通常のオフィスなどと比べると面積が広く、かつパソコンやスマートフォンはもちろんのこと、多数のIOT製品を使用されていることが多いです。

そのため、複数機器が同時にかつ継続的にアクセスポイントに繋がれるので、それだけでも大きな通信負荷がかかり、かつ外的にも外来波の影響も受けやすくなるため、機器の状況や外的要因に耐えうる安定性の高い無線ネットワーク環境が求められます。また、倉庫や物流業では、拡張や統合など、事業の成長速度に応じて管理規模が大きく変動するため、将来を見越したネットワークの柔軟設計が求められます。

— 実際に、これまでのお客様の環境において、無線ネットワークの遅延の原因として考えられる点は何でしょうか。

ME:アクセスポイントのスペックと設置台数が適切では無いケースが多かった印象です。
小/中規模スペックのアクセスポイントを複数台設置することで改善が図れたケースもあれば、逆にアクセスポイントの台数を減らして大規模スペックのアクセスポイントに入れ替えることで改善されたケースもあります。
Wi-Fi利用したいエリア、同時接続台数、チャネル範囲のバランスを見極めることが安定性を図る上で重要な要素になります。

ネットワーク機器の入れ替えについてはこちらでご紹介しています。

過去のデータから予測して回線の瞬断や遅延を回避する「AIプランニング」

―― 倉庫・物流業など規模の増減や定期的なレイアウト変更が見込まれる業態に関しては、都度変更があるごとに全体のバランスを見直すことがより重要になりそうです。

ME:そうですね。チャネルの範囲という点では、現在は、多くのアクセスポイントでリアルタイムでチャネルの混み具合をみながら、自動でチャネルの切り替えを行い、全体のバランスを保ってくれる機能が標準搭載されていることが多いですね。しかしリアルタイムで行われる切り替えは、無線の瞬断を発生させたり、チャネルの切り替えが多発することでネットワークが不安定になることもあるため、注意も必要です。

その点では、Cisco MerakiにはAIチャネルプランニングというAIを活用して、過去のデータからチャネルを最適化する機能があります。AIを使って過去のチャネル実績を分析し、影響が少ない設計を予測して事前にチャネルを合わせてくれるため、リアルタイムでチャネルの判断をする必要がなくなり、チャネルの安定性がより高く保たれます。

チャネル干渉

クラウド管理で情報の透明性が測れる

―― 実際のチャネルの設定状況もリアルタイムで見れるのでしょうか。

ME:もちろん見ることができます。「Cisco Meraki」はクラウド管理にも優れている製品なので、どのアクセスポイントに何のチャネルが設定されているのか、常に最新の情報を見ることができます。また、アクセスポイントにどのデバイスが接続されているかなどの利用状況などもクラウド上で確認することができます。

―― 規模が拡大したり移転したりと変化が伴う倉庫・物流業の場合、クラウド管理には利点が多そうです。

ME:管理している情報の透明性が上がることはもちろんですが、急遽アクセスポイントを追加する必要があっても、Cisco Merakiの場合、必要な設定はすべてクラウドからできるので、現場での機器設置は、専門的な知識を持たないメンバーでも対応可能です。そのため、容易に機器を追加導入できる点では、利便性の部分でも優れていると思います。

Cisco Merakiについてはこちらでもご紹介しています。

離れた場所からもトラブル対応可能な一元管理

―― 管理者にとって、現場に足を運ぶことなく機器を増やす選択ができることで、新しい機器を導入する手間やコストの削減に繋がりそうです。

ME:ネットワーク周りで問題が発生した場合、問題の調査からアクセスポイントの再起動まですべてクラウド上から行うことができるので、運用の部分でも管理者の負担を減らせるかと思います。
また、離れた場所に物流拠点を複数持っている場合でも、同じクラウド上で管理をすることができるので、全拠点の状況をまとめてダッシュボード上から確認でき、よりクラウド上での一元管理のメリットを感じていただけるかと思います。

Cisco Meraki

複数拠点管理イメージ

運用上の不安を取り除く、安心サポート

―― 運用の効率化がはかれそうですが、使いこなすまでのハードルが高い気がします・・・

ME:「Cisco Meraki」は、グラフィカルで操作性に優れているので、初めての方でも比較的容易に使いこなしていただけるかと思います。当社のお客様でも、導入して大体1週間ほどで使いこなせている方が多い印象です。

しかし、機能の面では、これまでにお伝えしたとおり、機器の初期設定からインシデントが発生した場合の調査・対応までクラウド上でできることが多岐に渡ります。そういった部分では、当社のネットワーク機器のサブスクリプションサービス「MALUTO」にご加入いただければ、機器の設定はもちろんのこと、アラートへの対応や、操作する上で不明な点など専門の技術者に気軽にご相談いただけるサポートサービスもご用意しております。

実際に、MALUTOを契約されているお客様からは、設定変更のやり方から各機能の導入可否に関するご相談をいただき、変化するお客様の状況に合わせた最適な運用方法をご提案しています。また、当社では、Ciscoの認定資格を持つ技術者も複数名おり、これまでも多業種・多規模で導入の実績もありますので、導入をご検討される際は、ぜひ一度ご相談いただければと思います。

社内ネットワークのお困りごとやMALUTO導入にあたってのご相談は、
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