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MALUTOコラム / 多様化するオフィスデザインに求められるネットワーク構築とは?

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多様化するオフィスデザインに求められるネットワーク構築とは?

ネットワーク運用の様々なお困り事をワンストップで解決! MALUTOサポートサービスの裏側

MALUTO広報室です。
今回は、昨今のオフィス環境の変化により、ネットワーク構築の現場でも求められることが大きく変化した経緯について、長年現場でその変遷を体感してきたMALUTOセールス(以下、MS)に現場でのリアルな声を聞きました。

これからオフィスデザインを大きく変更する予定のある方や、働き方の変化に合わせたオフィスの再設計を検討されている方は特に必見です。

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— コムネットシステムでは、増床や移転の際のネットワーク構築に多く携わっているかと思いますが、その際に注意されている点はどんなところですか?

MS:増床・移転などの理由を聞くことですね。人が増えるから移転するのか、減るからレイアウト変更をするのかなど要因になった部分をお客様に伺うようにしています。そうすることで、内容によっては、既存のものを活かしてのご提案もできますし、逆にお客様の意向に反してどうしても配線などを増やさざるを得ないこともあるため、お客様がイメージされていることと実際の状況とのギャップを埋めることができます。

―― お客様からご依頼を受ける際は、具体的にどのような形でご依頼を受けることが多いですか?

MS:基本的には、ネットワーク周りの工事・設計・構築まですべておまかせと言う形でご依頼をいただくことが多いですね。あとは、LANケーブルの色を変えて欲しい、床から出ている余長やサーバーラック側から出ている余長を指定したいなどといくつか要望を添えてご依頼をされる方もいらっしゃいます。

―― ネットワーク構築に関わる工事や設計に対する要望だけではなく、機器に付随する資材の見た目を意識された要望もありますね。

MS:最近ではブランディングの観点からもオフィスの内装に力を入れる企業も多く、内装に関わるネットワーク機器の見た目の部分も気にされる方が多くなってきたように思えます。

―― 確かに、昨今個性的な内装やデザイン性の高いオフィスを目にする機会が増えました。コロナ禍を経てここ数年で、テレキューブなどを設置する企業も増えていますし、オフィス内の設備や環境にお金をかける企業も増えているような印象があります。

MS:昔は、島型の対面式のレイアウトが大半だったので、オフィスといえば、デスクと複合機が置いてあって、「働く場所」としての設計が多かったように思えます。なので、企業ごとにオフィスとしては大きな差はありませんでしたが、現在はオフィスの役割の変化や働き方の多様化によって、企業ごとにオフィスの内装が一変したように感じます。

例えば、休憩スペースが芝生になっていて、キャンプ用のテントが設置されていたり、ガラス張りの開放的な会議室が作られたりと、従来のオフィスの概念を覆す環境に出くわす機会が増えましたね。

レイアウトイメージ

―― 大きな変化があったオフィス環境ですが、ネットワークの面でも変化は感じられますか?

MS:圧倒的に無線LANへの要望が増えましたね。今までは有線LANを利用されるのが当たり前で、デスク上に有線LANケーブルがないとNGと言うのが絶対でしたけど、今は有線LANを指定されるのはごく一部で、あとは無線LANメインでの設計でお願いされることが増えました。もちろん業種にもよりますが昔に比べて、大掛かりなLAN工事も減っている印象です。

―― 無線LANの増加によって工事の手間が削減された代わりに、起こりうるトラブルの種類も変わってきましたか?

MS:無線LANのトラブルは絶対的に増えていますね。有線LANに比べて無線LANは、ケーブル不要で手軽にネットワークに接続ができるため、アクセス人数を正確に見積もるのが難しく、かつ昨今一人当たりが保有するデバイスの数も増えているので、一概に一人ひと端末で括れないのも難しいところです。

また、最近では、ハイブリッドな働き方が増えているという点で、通常時は問題なくとも、会社の全社会議や社内イベントなどで全員が一同に会社に集まる際に、アクセスポイントへの接続が限界を迎えてしまい、接続が不安定になったり、重くなったりとイレギュラーな人員移動が発生する場合への対策を求められることが増えました。

そういった部分では、当社のMALUTOは、見積もり以上のデバイス接続や急なイベント時にも、柔軟に設定変更が可能なため、流動的な人員変化に耐えうると言う点に利点を感じていただき、興味を持ってくださる方も増えました。

レイアウトイメージ

―― オフィスを利用する人数が流動的になったことで、設定を柔軟に変更できるサブスクの利点はますます活きますね。内装が複雑化していることが、無線LANトラブルの要因につながっていることもあるのでしょうか。

MS:それはあると思います。昨今のオフィスデザインの多様化によって、ガラス張りの会議室や大きい金属照明がいくつも設置してあるオフィス、外観を気にされるユーザーに至っては機器を露出して設置せず、天井裏に隠して設置するオフィスも増えました。そのようなオフィスの増加により、予期せぬ箇所で通信障害が引き起こり、電波が不安定になり、通信が切断されるなどの機会が増えたように感じます。

社内に設置される家具やアイテムが多様化したことで、ネットワーク設計において、レイアウト図を上から確認するこれまでの平面的なアプローチだけでは不確実な要素が多いため、立体的にレイアウト図を捉えることが必要になってきていると感じます。そうしないと、オフィス設備における金属の反射やガラスの反響など、今までの知識や経験だけでは、予測できない通信トラブルを未然に防ぐことが難しいからです。

レイアウトイメージ

―― 立体的にレイアウト図を捉えた後で、どのようにネットワーク設計に活かされているのでしょうか?

MS:サーベイ(電波調査)を実施する際の仮説作りに役立てています。障害物や内装の詳細を把握することで、仮説のパターンがより明確になります。実際のものありきで、動かしてみないとわからない部分が大半なので、あとは仮説をもとに、サーベイを実施する中で実際の数値を計測していき、安定した環境を構築していきます。

また、見た目の部分においては、LANを引く場所の要望によって、内装に合わせて造作家具を作る必要があるので、業者と連携して見た目にも違和感が出ないようなネットワーク環境の構築ができるようご提案しています。

―― 業者とも連携してというと、実際にはどの段階から打ち合わせに参加されているのでしょうか?

MS:当社では、B工事などの打ち合わせが始まる比較的早い段階から参加しています。
お客様からは「まだこの段階では定例会に参加しなくても良いよ!」と言われることもありますが、途中で当初の内装が変更となり、要望が追加されることは多々あります。

お客様側ではちょっとした変更のつもりが、後々にそれが原因でインフラ周りの設計に大きな影響を及ぼす場合があるので、専門家として最初の段階から定例会などに参加していますね。

―― 内装の工事とインフラ周りの工事は、互いに独立したものではなく、相互に連携して進めることが今後ますます重要になりそうですね。

MS:以前のように、内装とインフラ工事が別軸で進んでしまうと、取り返しのつかないトラブルが発生したり、後々でお客様の要望に沿うデザイン実現が困難になってしまうことが増えました。業者間での連携は、お客様の要望を最大限に叶えるための秘訣の一つであると考えています。

その部分で言うと、当社では、ネットワークに関するインフラ周りの工事実績と経験が豊富なので、例えば配線経路の最適化や、区画によって配線が通せないところへの考慮、機器や資材に関するデザイン面への配慮など、他業者と連携する際にご提案できる幅は広いと思います。

天井配線

これからオフィスデザインを大きく変更する予定のある方や、働き方の変化に合わせたオフィスの再設計を検討されている方で、ネットワーク周りの検討をされている方は、ぜひ当社に一度ご相談いただきたいですね。

社内ネットワークのお困りごとやMALUTO導入にあたってのご相談は、
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