「SNKRDUNK」の急成長をITインフラから支える変化や進化に強いネットワーク環境の実現

国内最大級のファッション・コレクティブマーケットプレイス「SNKRDUNK(スニーカーダンク)」を運営する株式会社SODAでは、業務の拡大にあわせて各拠点に、ネットワーク機器やセキュリティライセンスを月額利用できる法人向けICTのサブスクリプションサービス『MALUTO(マルト)』を導入。具体的な内容や、効果について株式会社SODAの社内インフラ責任者である長山 大志氏にお話を伺いました。
目次
急成長を続けるファッション・コレクティブマーケットプレイス
株式会社SODAは「世界中が熱狂する次のマーケットプレイスをつくる」をミッションに、月間600万人以上が利用する国内最大級ファッション・コレクティブマーケットプレイス「SNKRDUNK(スニーカーダンク)」を運営しています。
「SNKRDUNKという名前の通り、スニーカーがメインの商材の一つです。スニーカーは高価なものもありますが、フェイク品(偽物)も多く流通しています。それを防ぎ、マーケットプレイスを適正化していこうというのが当社の試みの一つです」と話すのは、経営管理部門 CIT部 マネージャーの長山 大志氏です。

2023年9月からはブランド公式商品を取り扱う「HYPE DROP(ハイプドロップ)」も開始し、BtoCの分野にも進出しています。
オンラインでのマーケットプレイスにとどまらず実店舗も運営しており、東京に5店舗(原宿2店舗、新宿1店舗、秋葉原2店舗)、名古屋に1店舗、大阪に1店舗。またシンガポールでも出店しており、海外展開も進めています。

SNKRDUNK FLAGSHIP STORE
物流倉庫の移転・拡張を機に変化に強いサブスクリプション方式MALUTOを採用
SODAとコムネットシステムとの出会いは2021年1月頃、当時平和島にあった物流倉庫のローカルネットワーク環境構築依頼からです。SNKRDUNKには多くのスニーカーやトレカなどが会員から送られてきます。それら大量の品物は物流倉庫に保管の上、そして本人確認、真贋鑑定などを行い、商品を発送しています。
2023年2月には平和島の物流倉庫が手狭になったことから、倉庫を豊洲に移設することになりました。新たな豊洲倉庫では、以前と比べて規模が大きくなり、より広範囲でのネットワーク構築が求められました。
物流倉庫には商品が非常に多いのはもちろん、荷物の識別にバーコードを使っていたり、真贋鑑定にX線を利用していたりします。さらにすべての作業デスクにカメラが設置されていて、入荷から出荷まで全工程を動画で記録しているため、それらのデータを扱うネットワークが非常に重要です。
当時は、新たなネットワーク機器を買い切りにするか、サブスクリプション型にするか、社内で検討があったそうです。サブスクリプション方式のネットワークには、コムネットシステムが提供するサブスクリプションサービス『MALUTO』が選択肢となりました。

豊洲エリアに移設した「SNKRDUNK BASE」
「自前での機器購入と、MALUTOで利用する費用を比較した場合に、大きく費用は変わりませんでした。それでもMALUTOは、機器の故障対応やサポートに手厚く、またライセンス更新や保守運用などを任せられるメリットがあります。これがMALUTOを導入することになった決め手です」と長山氏は言います。そして新たな豊洲の物流倉庫「SNKRDUNK BASE」のネットワークには無事、MALUTOが導入されました。UTMやスイッチ、無線LANアクセスポイントも7台設置しました。
「利用を開始してみると、倉庫のため電波が届きにくいところがあったので、アクセスポイントをCisco Merakiに変更しましたが、迅速に変更してもらいました」と長山氏は言います。機器の不具合や設定変更など導入後の運用管理は専門知識が必要な時や、手間がかかる場面もありますが、MALUTOではすべてのプランに運用保守サポートがついているため、専門知識も手間も不要です。メリットはそれだけではありません。
長山氏は、「もしそのアクセスポイント変更時に、機器の買い取り方式だったら、買い直しで多くの時間とコストが掛かったでしょう。イニシャルコストを抑えられるだけでなく、想定と違った場合などに選び直しのコストが掛からないことは、サブスクリプション方式である“MALUTO”の大きなメリットだと思います」と言います。

どこの店舗にいても安定してつながる、安心・安全・快適なネットワークの導入
豊洲の物流倉庫「SNKRDUNK BASE」に導入後、展開している店舗にも順次MALUTOを導入していきました。スニダンDROP渋谷、スニダントレカ秋葉原、スニダンFLAGSHIP STORE、スニダントレカ秋葉原2号店の各店舗にMALUTOが導入されています。

SNKRDUNK FLAGSHIP STORE
「店舗については当初、店舗の責任者が自分でネットワークを引いていました。ただ、ネットワークが繋がりにくい、電波が届きにくいなどのトラブルが非常に多かったので、そうであれば、コムネットシステムに最初から依頼しようという形で、私が入社してからは、店舗のオープンに合わせてコムネットシステムに入ってもらっています」と長山氏。
現在は店舗の新規開設や移転にあわせてMALUTOを導入している形ですが、既存のネットワークをリプレースしたケースもありました。「スニダントレカ秋葉原の1号店ですね。もともとネットワークは導入済みだったのですが、繋がらない、遅いという声が非常に多かったのです。そこで元のネットワークは撤去してMALUTOにしたところ、スムーズに繋がり、遅延もほとんどない状況です」と長山氏は振り返ります。
徹底したサイバーセキュリティ対策への支援とネットワーク設計の柔軟な最適化が自社の成長スピードにフィット
サイバーセキュリティ対策に有効であることはMALUTOの特徴の一つですが、セキュリティ面でも安心して利用できると長山氏は言います。個人情報が多く集まるSODAでは、外部からの攻撃と内部からの流出、双方を防ぐためにセキュリティ強化を行っていましたが、MALUTO導入にあたっては「危険なサイトへのアクセスを防ぐ設定などもしてもらい、今まで以上に安心感があります。」と長山氏と言います。

SODAのようにビジネスが急速に拡大している成長企業では、計画的なネットワーク設計が難しいケースもあります。突然の新規出店や「今まで使ってなかった区画にいきなり端末が20台増えるからネットワークを増設してほしい」など、なかには急を要するものもあります。そうした場合でも、MALUTOの場合は、技術者による運用・保守サポートがつくため、既存のネットワークの全体設計を基に、最短かつ最適な拡張方法のご提案が可能です。
実際に、提案から構築、運用まで一貫して対応させていただいたコムネットシステムに対する評価をお聞きしました。
「例えば10段階で言うと“9”くらいでしょうか。こちらが何か問い合わせたときのレスポンスは速いですし、回答内容も分かりやすく、とても親切に対応してくれます。安心して問い合わせや相談ができるのは非常に助かっています」と長山氏は評価しました。
最後に今後の展望をお聞きしました。
「既存の店舗に関しては今すぐリプレースが難しいところもあるため、移転や新設のタイミングで、徐々にMALUTOへ入れ替えていきます。また本社ビルも近々移転を準備していますので、そちらのネットワークもMALUTOを導入する予定です。基本的に社内のネットワークに関してはコムネットシステムにお任せしたいと考えています。大きく一つのネットワークとして考えると、担当の会社や担当者が変わると、全体の構成も分かりづらくなりますので、そこは統一していきたいですね」と長山氏は語りました。
コムネットシステムではこれからも、SODAのネットワークを支援し、ビジネスへの貢献や課題解決を積極的にサポートしていきます。
今回ご導入いただいたサービス
今回取材を受けていただいたお客様

株式会社SODA
事業内容:国内最大級のファッション・コレクティブ マーケットプレイス「SNKRDUNK(スニーカーダンク)」を運営。ブランド公式商品を取り扱う「HYPE DROP」の提供も今年から開始。海外展開も視野に入れており、B2CやC2Cといった区分や、国の垣根を超えて取引ができる次の時代のマーケットプレイスを創出していく。
URL:https://soda-inc.jp
社内ネットワークのお困りごとやMALUTO導入にあたってのご相談は、
ご相談窓口までお問い合わせください。